「都市化」は世界に都市(まち)がふえていくことを言います。
「英語では都市化を「Urbanisation」( アーバナイゼーション)といい、「Urban」(アーバン)=「都市」、「~sation」=「~化する」からきています。地球の人口は急速に増えています。世界中で、多くの人々がよりいい仕事や生活、教育など機会を求めて地方から都市へ移動しています。現在「都市化」が急激に進行し、2030年には世界人口の60%以上が都市に住むでしょう。
課題 1:増え続ける「都市」の人口
「人々が都市で生活していくために必要な「都市」のインフラなどの機能の整備が追いつかず、住む家が不足したり、ゴミや公害などの環境問題、貧しさからくるさまざまな問題が起きています。
課題 2:基本的な社会サービスの不足
安全な飲用水や生活用水の利用ができなかったり、公共の下水設備が十分にいきわたってないので、トイレがない家などがあります。世界にはこういった基本的な社会サービスを受けられない多くの人々がいます。
課題 3:「都市」の環境問題
ゴミの回収や処理が正しく行われず、衛生上とても悪い環境の中で暮らしている人たちがいます。それが原因で公害が発生して土、水、空気に悪い影響を与えていますが、これも「都市」への急速な人口集中が大きく関係しています。
課題 4:「都市」の住宅問題
発展の途中にある「都市」では、貧しい人たちの住む家が不足して、スラムと呼ばれる区域や安全ではないところに住む人たちが増えています。
ハビタットは国連の機関で、「国際連合人間居住計画」といいます。
ハビタットの主な仕事は、世界中の人たちが安心して毎日の生活を送れるよう、より良い「まちづくり」のお手伝いをすることです。
ハビタット福岡本部は、アジア・太平洋地域に住む人たちと力をあわせ、協力しあい、住みやすい「都市」をつくっていくことです。
「都市化」にはさまざまな課題がありますが、まず「知ること」が第一歩!
自分にできることから始めてみよう。
国連ハビタットは、「都市化」や「SDGs」について学べるさまざまなイベントを開催してます。これからの未来、自分たちはどのような世界に住みたいのか考えるいいチャンスです。また、年に一回開催される「世界ハビタット・デーアートプロジェクト」でみんなの描いた絵を大募集!
SDGsってなんだろう?の取り組みを学ぶことで、世界の重要な問題や、解決に向けての考え方を育てることができます。今アクションを起こさないと、近い未来には地球が住めない状態になってしまうと言われています。自分のできることをSDGsを通して知っておきましょう!