国連ハビタットは、正式な機関名を「国際連合人間居住計画」といい、その名の示すとおり「人の住まい」に関わる事業活動を行っています。事業拠点は世界中に及びますが、中でもアジア太平洋地域42カ国を統括する地域本部が日本の福岡にあり、約20名の職員がそれぞれの担当国・地域の事業を管理運営しております。また、福岡本部のもと現在17カ国に現地事務所をおき、事業に日夜従事しています。
アジア地域は、急速な経済成長の一方で、地域間・都市間の格差、あるいは都市内においても格差が拡大しています。また、農村からの人口の流入などによって都市の人口は急激に増加していますが、多くの都市ではインフラや公共サービスがそのペースに追いつかず、スラムの拡大や社会的不均衡の拡大、生活環境の悪化、自然環境への負荷など深刻な都市問題が発生しています。私たちは、そのような都市において人々の居住の改善や貧困削減の事業、コミュニティの自立的運営による都市環境改善事業、気候変動対策事業、政府や自治体に対する政策提言などを行っています。
同時に、アジア太平洋地域は自然災害に対して脆弱であり、また紛争の絶えない地域でもあります。私たちは、これら災害・紛争の被害を受けたまちで住宅復興やインフラ再建などの復興事業も数多く実施しています。
これらの中には、日本政府支援によるラオスやカンボジアにおける災害復興事業、フィリピンにおける紛争後の復興事業や海洋ゴミ対策の事業、ミャンマーにおけるヤンゴン市の廃棄物処理改善事業などがあり、また、日本の環境技術を活用した水と衛生・廃棄物管理・防災関連事業等も実施しています。
自力復興が困難なこれらの国の人々からは、日本に対して大きな感謝と期待が寄せられており、その支援先の人々の期待を担い、また日本から贈られる支援の意義に応えるべく、私たちは誠心誠意、質の高い事業の推進を常に心がけています。
International Staff of UN-Habitat ROAP - Fukuoka
Ms. Kazuko Ishigaki |
(Japan) |
Regional Representative |
Mr. Bruno Dercon |
(Belgium) |
Senior Human Settlements Officer |
Mr. Srinivasa Popuri |
(India) |
Senior Human Settlements Officer |
Mr. Bernhard Barth |
(Germany) |
Human Settlements Officer |
Mr. Hasyim |
(Indonesia) |
Programme Management Officer |
Ms. Odicea Angelo Barrios |
(Bolivia) |
Programme Management Officer |
Ms. Sachiyo Hoshino |
(Japan) |
Special Advisor to the Regional Representative |
International Staff of UN-Habitat ROAP - Fukuoka
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Ms. Kazuko Ishigaki (Japan)
Regional Representative
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Mr. Bruno Dercon (Belgium)
Senior Human Settlements Officer
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Mr. Srinivasa Popuri (India)
Senior Human Settlements Officer
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Mr. Bernhard Barth (Germany)
Human Settlements Officer
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Mr. Hasyim (Indonesia)
Programme Management Officer
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Ms. Odicea Angelo Barrios (Bolivia)
Programme Management Officer
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Ms. Sachiyo Hoshino (Japan)
Special Advisor to the Regional Representative