レガスピ市、熊本の人々から洗えるマスクを受理

14 July 2021, Legazpi City, the Philippines -フィリピンのレガスピ市は、国連ハビタットアジア太平洋地域本部から4,970枚の洗えるフェイスマスクを受け取りました。

今回寄せられたマスクは、新型コロナウイルスによって休業や自宅待機を余儀なくされた熊本の方々が作成したマスクの一部で、困っているコミュニティに広く配布されました。配布されたマスクは、「誰も置き去りにしない」という持続可能な開発目標の精神に基づき、人々の生活を支援し、新型コロナウイルスの予防に貢献しました。

マスクは様々な生地、そしてサイズでできており、子どもから高齢者まで使用できます。また繰り返し洗って使用できることから、無駄を避け再利用することができます。 2021年7月6日時点で、マスクはレガスピ市内の44の都市部バランガイ(村)の3,248人に配布されると共に、市の環境衛生を担当する街頭掃除人、ごみ収集員、衛生埋立要員等1,128人に配布されました。残りのマスクは引き続き配布の対象となります。 新型コロナウイルス対応に従事する市のタスクフォースを率いる市災害リスク軽減管理局(CDRRMO)は、最も支援を必要とする最前線の人々に個人用保護具(PPE)の公平な配布を主導しました。

新型コロナウイルス安全プロトコルに関する国内ガイドラインに沿って、レガスピ市ではフェイスマスクの着用が義務付けられています。 2021年7月5日時点で、市は合計1,830件の新型コロナウイルス感染症例を記録し、そのうち902件が療養中、27人が死亡しています。市は過去2週間で一貫して症例数の増加を記録し、全国的に懸念される地域と見なされています。市は、感染者数減少に向けて、2021年7月15日まで、より厳しいロックダウン下にあります。

「私たちレガスピ市民(Legazpeños)は、日本の熊本の皆さんにから心から感謝しています。皆さんのマスクを通じた親切と思いやりは長い道のりを経て私たちの元に届きました。ありがとうございます。また、この件を進めてくれた国連ハビタットアジア太平洋地域本部にも感謝します」とCDRRMOのミラディー・アズールは述べています。

レガスピ市は、国連ハビタットが海洋プラスチックごみを削減するための地域化活動において都市を支援する「フィリピンにおける健全な海洋と綺麗な都市イニシアティブ(Healthy Ocean and Clean City Initiative (HOCCI))」事業(日本政府支援)の地域パートナーです。

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